自信が芽生えたGMSへの通学。意思を持って主体的に業務を進められるようになった
KDDI株式会社 ソリューション推進本部 サービス企画部 プラットフォームグループ コアスタッフ 加茂 暢也さん
受講科目:マーケティング・経営戦略基礎(2023)
※部署・役職はインタビュー当時
- ソフトウェア/通信
- マーケティング・経営戦略基礎
- リアル
- 法人向けサービスの企画をするために必要なスキルが足りないという課題感があった
- スキルの習得と並行し、講師から実際のビジネスの話を聞くことで、実務への活用がイメージできた
- 他業界のメンバーとの交流を通し、自分が見ている世界は狭いことを実感した
- スキルを身につけたことが自信へつながり、自らの考えで業務を進められるようになった
- ディスカッションをしながら学んだ経験によって、他者へ物事を伝える際の意識も変化した
- 今後は、戦略立案や技術面からのサービス企画にもチャレンジしていきたい
背景と課題
サービス企画をするために必要なスキルが不足していた
この仕事を担当するようになってから、商品の価値をお客様に理解いただくための販売戦略やマーケティングの知識など、必要なスキルが不足していることへの悩みがありました。
インターネット等で情報を調べていたものの、それらは断片的な知識に過ぎず、業務で活用しきれていない自覚もあったのです。知識を体系立てて理解できていないことへの課題感がありました。
このタイミングで学ぶことは、自分の糧になるはず
実は、上司から打診をもらった際、GMSへ通学することを即決できませんでした。これまでに受講した同僚からは、業務に役立つことが学べるものの、それだけ予習・復習が大変だと聞いていたので、本当に仕事と両立できるのだろうかという不安があったためです。
しかしながら、内容そのものには興味がありましたし、このタイミングで学ぶことは今後の糧になるだろうと考え、思い切って将来への自己投資をしようと決断しました。
事前準備と受講内容
時間を決めて、土曜日に予習・復習を進めた
予習や復習の負荷が大きいことはあらかじめ認識していたので、休日である土曜日の午前中はクラスの準備に充てることに決め、学習していました。その他、業務が終わった後など、時間を見つけては少しずつ予習・復習を進めていましたね。
また、GMSのような外部のスクールに一定期間通うのは初めての経験でしたし、クラスの他の方々は経験者が多いのではないかという不安もありましたが、DAY1で実際に会ってみると私と同じように初めて通学する方も多く、一緒にがんばっていけそうだと思えました。
講師の話を通して、ビジネスの理論が身近に感じられた
クラスで印象に残っていることは、学ぶ内容に基づいて、講師自身のビジネスの話を聞けたことでした。理論を身近に感じ、ビジネスの場面で生きるスキルを習得している実感が湧いたのです。
理論通りに進まない葛藤も包み隠さず話していただいたことで、ビジネスとは理論と現実の間で揺れ動くものであるとも理解できました。
また、さまざまな業界のメンバーと一緒に学ぶプロセスを通して、同じ課題に取り組んでも着目するポイントは十人十色だと感じました。この経験から、ビジネスは答えがひとつではなく、アプローチもさまざまな考え方があっていいのだと思えたのです。
クラスのメンバーからは、コロナ禍で影響を受けたサービス業の話を伺うなど 、通信やIT以外の業界において、現在進行形で起こっていることに触れられたのは貴重な経験になりました。私自身、外部のパートナー企業など多様な方々と仕事で関わっていると思っていたものの、世界はまだまだ広いと実感しました。サービス企画の業務においても、自分が見ている範囲は限られていると自覚し、さまざまな人の意見に耳を傾けるべきだと思っています。
学びを業務で即実践することを意識
仕事をしながらGMSに通っているので、復習も兼ねて、学んだことをすぐ実践するよう意識し続けました。
たとえば、新規サービスの販売戦略を考える際には、内外分析、STP、4Pなどクラスで学んだプロセスと同じように メリット・デメリットを洗い出したうえで、お客様へ価値を届けるための施策を検討するといったことです。この繰り返しによって、スキルを業務で活用するイメージを膨らませていきたいと考えていました。
成果と今後の展望
自信が芽生え、自らの意思を持って仕事を進められるように
受講を終え、以前との変化として、自分の考えを持って主体的に業務を進められるようになったことがあります。以前は考え方も含めて上司に確認しながら仕事をしていましたが、今では「この進め方でやります」という意思を持てるようになりました。
これは、GMSでスキルを身につけられたことが業務への自信につながっているからだと思います。今まで体系的に学んでいなかったからこそ、得られた知識やスキルを生かして、確証を得ながら仕事をしている実感が持てています。
グループディスカッションの経験を通して、物事の伝え方も変わった
もう一点、自分の変化として、物事の伝え方が変わったことが挙げられます。これまでは、関係者に物事を説明する際、自分は伝えているつもりでも理解されなかった場面が結構あったのです。特に、経営層へ上申する際、前提の説明が抜けてしまうことが多くありました。
相手によって話すべき内容が変わることや、どうすれば相手が理解してくれるかを深く考える重要性は、クラスのグループディスカッションを通して学んだことです。前提をすり合わせないまま話を進めてしまい、ディスカッション時間の後半になってようやく認識のずれに気づくことが幾度もありました。この苦い経験から、自分の前提と相手の前提は違うものだと認識し、前提の確認から話を始めることを強く意識しています。
戦略立案にも携わり、戦略からサービス企画まで一貫して担えるようになりたい
GMSでは経営戦略の領域も学び、全社や部門の戦略を理解できるようになりましたし、理解したうえで目の前の業務に携わる大切さも実感しました。今後は学んだことを活用する場面を増やすべく、ゆくゆくは戦略立案にも関わり、戦略からサービスに落とし込んで企画を立案できるようになりたいと思っています。
また、サービスを企画してお客様に説明する役割を担うにあたっては、お客様の経営戦略も理解し、その戦略実現に対して当社のサービスがどう役立つのかを考えなければならないことも理解できました。クラスの受講は終わりましたが、他業界の戦略を理解するスキルはまだまだ磨かなければなりません。
また、今後のキャリアとしては、技術の側面からもサービス企画に携わりたいと思っており、技術面の自己研鑽は続けたいと考えています。AIをはじめテクノロジーの進化が著しいので、それらをビジネスに取り入れられるようになっていきたいです。