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清水建設株式会社

公募型の研修でGMSを導入。募集枠の2倍を超える社員が受講を希望し、自律的に学ぶ文化醸成への一歩を踏み出す

清水建設株式会社
清水建設株式会社
業種建設/住宅/インテリア
研修対象部長層、課長層、一般社員層
研修の種類公募型研修

【清水建設株式会社】
写真左:人事部 人財開発グループ長 上原 俊夫様
写真中:人事部 人財開発グループ 石井 愛様

【グロービス担当者】
写真右:髙橋 伸太郎

※部署・役職はインタビュー当時

「挑戦し共創する多様な人財」の育成を経営計画に掲げ、人財育成体系の見直しに取り組む清水建設株式会社様。

これまでは資格取得支援や階層別研修が中心で、社員が自律的に学ぶ機会の創出が課題でした。この課題解決に向け、同社は社外の多様な人材と実践的に学べる「グロービス・マネジメント・スクール(GMS)」を公募型で導入。当初の懸念に反し、募集枠を大幅に超える応募があり、専門分野以外の科目を学ぶ社員も多数現れました。GMSの導入は、社員の学習意欲を可視化し、自律的に学ぶ文化を醸成する大きな一歩となっています。

これまでの研修業務の取り組みと課題

01
一律の研修が中心で、社員の自律的な学びを促せていなかった

これまでの人財育成は、資格取得支援や階層別研修が中心。社員が自主的に研修に参加して学ぶ機会が限られており、自律的な学びへの意識が醸成されにくい状況にあった。

02
社員の多様化に対し、画一的な育成体系が合わなくなっていた

キャリア採用や通年採用の社員が増加し、バックグラウンドが多様化する中で、一律の研修施策を中心とする従来の人財育成体系を見直す必要性が生じていた。

03
新たな価値創出の担い手となる人財育成に課題があった

前例のないチャレンジに向き合い、社内外と共創できる人財の育成が急務となっていたが、従来の育成体系ではそのための機会が十分に提供できていなかった。

サービスの導入経緯

中期経営計画で掲げる「自律型人財」の育成を目指し、社員一人ひとりがキャリアを自律的に形成することを支援する施策を検討。その一環として、社外の多様な人材と実践的な議論を交わす「他流試合」の機会を創出したいと考えていた。
その際、知識のインプットだけでなく、実践に繋がりやすいケースメソッド形式の学習方法にも魅力を感じ、グロービス・マネジメント・スクールの導入を決定した。(各期40名程度を派遣)

サービスの選定ポイントと選定理由

01
実践に繋がりやすいケースメソッド形式の学び

一方的な知識のインプットに留まらず、ケースメソッドを通じて実践的な思考力を養える点にメリットを感じた。自社の課題に置き換えて考えることで、現場での応用が期待できると考えた。

02
社外の多様な人材と交流できる「他流試合」の環境

異業種・異職種のビジネスパーソンとの議論は、社内にはない視点や気づきをもたらす。この経験が、中期経営計画で目指す「挑戦し共創する多様な人財」の育成に繋がると判断した。

03
学習意欲の高い社員に機会を提供する公募制との親和性

「GLOBIS 学び放題」の利用状況から学習意欲に個人差があることが判明。そのため、自律的に学ぶ意欲のある人財に機会を提供したいという方針と、個人で申し込むGMSのスタイルが合致した。

取り組みの成果

01
募集枠の2倍超の応募があり、社員の学習意欲を可視化

公募型研修は前例が少なく応募を懸念したが、実際には募集初日に枠を大きく超える応募があり、対象外の社員からも問い合わせが来るほど反響が大きく、社員の高い学習意欲を確認できた。

02
専門外の領域へも挑戦する、社員の視野の広がりを確認

管理部門や営業部門だけでなく、建築現場で勤務する社員からの応募も多数。現場の工事長が「マーケティング・経営戦略基礎」を選択するなど、自らの専門性を超えて視野を広げようとする姿勢が見られた。

03
継続的な学習意欲を喚起し、自律的に学ぶ文化を醸成

受講者からは「他の科目も学びたい」「対象層を拡大してほしい」という声が多数。GMS受講を機にMBA取得を目指す社員も現れ、自律的に学ぶ文化づくりの良いスタートとなった。

お客様インタビュー

上原 俊夫様 人事部
人財開発グループ長
上原 俊夫様
GMSで再認識。当社には自ら機会を掴み、成長できる人財が豊富にいる

私自身もGMSの「組織行動とリーダーシップ」を受講し、社外の方々と学ぶ当社社員の姿を直接見ることができました。そこで改めて感じたのは、当社には自ら機会を掴み、多くのことを吸収できる人財が豊富にいるということです。中期経営計画で掲げる「挑戦し共創する多様な人財」の育成という方針は間違っていなかったと確信しました。

また、GMSでの「他流試合」の経験は、客観的に自分の立ち位置や成長スピードを感じ取る貴重な機会になったはずです。この経験が、社員一人ひとりのさらなる成長意欲に繋がることを期待しています。

ビジネススキルを体系的に学ぶことで、マネジメントの不安を払拭する

当社には、これまでの経験則、いわば我流で仕事を進め、部下育成を行っていることに、漠然とした不安を抱いている役職者も少なくなかったと思います。GMSでマネジメントやリーダーシップに関する知識・スキルを体系的に身につけることは、そうした不安を自信に変えるきっかけになります。論理的な裏付けを持って部下と接することで、より良いマネジメントが実践できるようになるはずです。

社員の成長を支援する両輪の育成体系を回していく上で、GMSは重要な役割を担っていると感じています。

予想を覆す反響。現場の社員も専門外の学びで視野を広げている

公募型研修は前例が少なく、ハードなGMSに果たして手が挙がるのか、当初は懸念がありました。しかし、募集を開始すると初日に枠の2倍を超える応募があり、対象外の社員からも問い合わせが来るほどの大反響で、社員の学ぶ意欲の高さを実感しました。

特に良い意味で予想を裏切られたのは、建築現場で勤務する社員からの応募が多かったことです。例えば、ある工事長は「マーケティング・経営戦略基礎」を受講しました。現場を取りまとめる上で経営知識の必要性を感じていたそうで、専門外の領域に自ら挑戦し視野を広げようとする社員が多くいることは、私たちにとって大きな収穫でした。

GMSが起爆剤に。継続的な学びの連鎖が生まれている

GMSの受講を終えた社員からは、「ぜひ他の科目も受講したいので人数枠を広げてほしい」「後輩のためにも対象層を拡大してほしい」といった前向きな声が数多く寄せられています。中には、GMSでの学びをきっかけに、さらに本格的にグロービス経営大学院でMBA取得を目指したいという社員も出てきました。

一つの学びが次の学びへと繋がり、個人の成長意欲が周囲にも伝播していく。まさに、私たちが目指していた「自律的に学ぶ人財を育成する」ための、最高のスタートラインに立てたと感じています。

石井 愛様 人事部
人財開発グループ
石井 愛様

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