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「スポーツビジネス成功の秘訣」 ~アルビレックス新潟 代表取締役会長 池田弘会長をお招きして~

5/13(金)グロービス・クラブ:アルビレックス新潟 池田弘会長

アルビレックス池田氏 5月13日(金)新潟のサッカーチーム「アルビレックス新潟」の、代表取締役会長 池田氏をお招きして、グロービス・クラブとして講演会を行いました。

参加者は新潟出身の方や、サッカーファンの方などで、いつもと違う熱気が漂っていました。

最初は、池田会長が持参されたアルビレックスの成功までの軌跡のビデオを放映。試合の集客もままならない中で、経営赤字となり、苦しみながら一丸となって集客方法を考えたり、地元のファンの方々が最後まで見捨てずに応援するなど、苦闘の様子が非常に良くわかりました。池田会長も、「当時のことを思い返して、目頭が熱くなった・・」とおっしゃっていました。

地元のサッカーチーム「アルビレックス新潟」を応援することで、人間関係が希薄になっていた地域住民にとって、サッカー場は一体感・連帯感を感じられる場となったのでした。Jリーグでは、1万8000人くらいの平均入場者数でしたが、新潟にワールドカップのために建設したスタジアム「ビッグスワン」の収容人数は約42,300人。スタジアムが完成する前のアルビレックス新潟の試合には、2000-3000人くらいしか来ない中、ビッグスワンでの初試合で会場を満員にするために、池田会長は無料チケットを住民に配布して、3万人の人に来てもらったそうです。

最初は無料だからと来ていた住民も、サッカーの試合の面白さや、皆で応援する楽しさに目覚め、だんだん有料でくる比率が高くなっていったそうです。もちろん、満員のスタジアムであれば試合をする選手も気合が入ります。J1昇格前は、ビックスワンでの試合は、必ず勝っていたそうです。J1に昇格して、しばらく(9連敗?)勝てなかった時でも、地元住民は見捨てずに懸命に応援してくれていたそうです。

ファン感謝デーの運営面で失敗してクレームが殺到した際に、いつも支えてくれているファンに対して、お詫びの気持ちを込めて坊主になったりなどのエピソードも披露してくださいました。その後も、アルビレックスの話に留まらず、地域再生の話や若手の起業に関してなど、人材教育にも携わってきた池田会長ならではの、幅広く面白いお話を聞かせていただきました。

参加者からも質疑応答で、サッカーチームの今後の展望から、人材育成の話まで、熱い質問が出てました。

終了後の懇親会では、新潟出身で、以前新潟からグロービス東京校へ通ってきていた受講生の方が来ていたので、その方に乾杯をお願いしました。池田会長も、次があるので冒頭に少し参加して、すぐ帰られると事前におっしゃっていましたが、参加者に囲まれて固い握手を交わしていたり、会場で販売していた著書へのサインも気前よく応じられており、最後まで残っていただきました。最後の挨拶で「皆さん、熱心なのでつい最後まで残ってしまいました」「一緒にがんばりましょう」と、笑顔でお帰りになられました。

■ スピーカープロフィール

池田 弘〔いけだ・ひろむ:株式会社アルビレックス新潟 代表取締役〕

1949年、新潟市生まれ。
國學院大學において神職養成講座を受講し、明治神宮等で実習を重ねる。
1977年、愛宕神社宮司に就任し、同年に新潟総合学院を開校、理事長に就任。
1996年に学校法人太平洋副理事長、2000年に学校法人新潟総合学園理事長と教育業界において数多くの要職に就き、事業を大きく拡大する。
1996年4月に株式会社アルビレックス新潟代表取締役に就任し、観客動員数を国内トップクラスまでに押し上げる。
2003年にはJ1昇格を成し遂げた。